記事

岩﨑亜久竜が欧州での苦戦を断ち切る63「1個1個大事に」112位からV圏浮上

苦しかった今年の流れを、やっと韓国で断ち切れそうだ。
プロ6季目の岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)が、予選ラウンド最後の日に、9アンダーの「63」。

通算9アンダーまで伸ばして、初日の2オーバー、112位タイから一気にV圏に突入した。


この日は2番から6連続バーディ。
「30」で折り返した後半12番で1ボギーを打ったがすぐ13番から4バーデと、久しぶりに胸のすく好スコアも「予選通過できるかも分からなかったので。1個1個大事に」。

圧巻の10バーディも猛進、というより黙々と積み重ねた結果。


昨季賞金3位の資格で今年は欧州・DPワールドツアーを転戦するが、先週まで14戦出て予選通過は4回、棄権が1回。

合間に出た日本ツアーも6試合で、18位に入った開幕戦「東建ホームメイトカップ」の1回だけ、と欧州での苦戦に引っ張られたような形だ。


「メンタルがだいぶ・・・」と苦笑し、「久しぶりに通れたので。ちょっと安心しました」と、この日も快打の喜びより安堵が勝る。


「向こうではあまり周りを気にしなくて良いので・・・」と、優しい笑顔に蓄えた口ひげが今季の格闘を、物語るようだが「夏以降は多少よくなってきました」と、兆しも見えかけている。


次週「ANAオープン」で久しぶりに国内戦をプレーし、欧州ツアーは様子見だが現状、来季はいったん日本に腰を据え、出直すつもり。

先週のスイス「オメガヨーロピアンマスターズ」から韓国入りと、世界を股に「きのうはタコ鍋を食べました。きょうはサムギョプサルに行こうかな?」。
3ツアー共催で見つけた復調の気配。
韓国で見つけた初Vチャンスも掴んだら、離さない

関連記事