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中日クラウンズ 2023

岩田寛が1差で追随「ゲームプランは立てない」脱力ゴルフで狙う大会2勝目

きょうの岩田は一度キレかけた。
スタートの1番から2ホール続けてチャンスを外すと、最難関ホールの3番パー4で、バンカーから寄せたパーパットを3パット。

「ちょっとイライラした」という。


だが、日本勢最上位の4位に入った先週の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で体得した平常心は、その程度で揺らがなかった。

「ダメだな・・・と思いましたけど。とりあえず我慢しよう」と、持ち堪えることができた。



「思い通りに打っているけど入らない。ラインの読みがちょっとずれてる。もうちょっと集中して、ラインを読んで」と、気を取り直して10番から3連続バーディを奪うと、再び首位の星野を追いかけにかかった。


「リクヤも、あんまりパットが入ってなかった」と、相手の展開もよく見ながら、16番のバーディでついに1差に迫ると、最後18番は94ヤードの2打目を58度でみごとにピンそば50センチ。


先に、星野に3メートルのバーディチャンスを決められたので、並ぶことはできなかったが3位とは3打差。
星野と一騎打ちの様相にも「高ぶってないです。高ぶったらいいことなさそう。このままいきます」と、平静を保ち続けることが、最終日の鍵。


会場に入る前から、気合いを入れすぎないことも肝要だ。
この日はいよいよ大型連休に突入し、朝は通常より道がすいていたことや、1番ホールで待ち時間が発生してスタートが15分ほど遅れていたことなども合わさり、「早くコースに来すぎて今日は時間が余っちゃった」と、居心地悪そうだった。

「ゲームプランは立てない」。
逆転とかも考えない。
「やることを一生懸命やるだけ」。

一昨年は7位タイから逆転し、連覇を狙った昨年は、単独首位から出て悔しい3位。
和合との好相性にまかせて最終日も気の向くままだ。


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