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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2022

初首位の中島啓太「伸びしろはまだある」スコアも可能性も無限大

豪州出身で、日本は通算15勝のベテラン、ブレンダン・ジョーンズと、プロ4戦目の新人、中島啓太(なかじま・けいた)が通算10アンダーで、決勝ラウンドに進んだ。



先週の「日本オープン」では蟬川泰果(せみかわ・たいが)さんが、95年ぶりの大会アマ制覇の快挙で沸いたばかりだ。

中島は日体大で、蟬川さんは東北福祉大と、互いにまだ在学中。
大学も、いまはプロとアマとで立場も違うが、同学年だ。


周囲の視線も自ずと向けられると思うが中島は、「自分が意識するのはアマでもプロでも勝ちたい気持ちを忘れないことと、その週に一番賭けている人が勝つということ」とクールに「周りに関係なく、自分のペースで優勝を目指して自分がやりたいことを成し遂げられたらいい」とプレー途中としては、アマ、プロ通じて自身初の首位で決勝ラウンドに立った。


「この2日間、5~6メートルのパットが決めきれない」と、まだ中距離パットの釣果がないが、3番からの3連続を含むこの日7つのバーディは、いずれも2メートル内と、ショットで奪ったものだった。


特に7番では、120ヤードのラフから56度のウェッジで30センチにくっつけた。


「(星野)陸也さんに離されると追いつけないですし、大岩(龍一)さんも爆発力がある。しっかりついていけるように」と、コースにあるすべてのボードで、前日初日のワンツー選手の順位を軸にしっかりチェック。


「大会のバーディ合戦にもついていけるように確認していました」と、初日の9位タイからしっかり取って代わった。


9月12日にプロ転向し、昨年覇者としてプロデビュー戦を飾った「パナソニックオープン」から始めた転戦は、メリットばかりだ。

「大学の打撃場は30ヤードしかなく、グリーンは最大8メートルの人工芝なんです。でも、プロになったら試合が終わってすぐ同じシチュエーションで練習ができますし、芝の上からたくさん打てるのは幸せなこと」と、今週も広々とした好環境で心ゆくまで週末に備える。


「ショットももっと修正していきたいですし、改善できるところがたくさんある。まだまだ、残り2日で伸びしろがある」と、さらなる上昇を予言。
「66」を出した初日に「今日が一番悪い日になるように。明日からも伸ばしていければ」と話し、この日2日目は宣言どおりに2打更新。
前代のアマ世界1位はスコアも可能性も無限大だ。

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