記事

ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 2022

おとうさんといっしょ。19歳の長野泰雅にかかる記録

ウッズの名前を由来にもつ19歳が、松山英樹に並ぶ日本人最速Vに期待を持たせた。

 デビュー2戦目の長野泰雅(ながの・たいが)が首位と4打差の通算15アンダー、3位タイで最終日を迎える。



最終日もおとうさんといっしょ



大会の地元、福岡県粕屋郡(かすやぐん)篠栗町(ささぐりまち)出身。

 1イーグル、6バーディの「64」で、2位タイに急浮上した前夜はメールに地元の友人、知人から何十件も反響が届いた。

 「8アンダー出したあとだったので、自信があった」と、応援してくれた全員に勢いで、「優勝するので」と、返事した。

 

だが、明けて3日目は、競技を2時間遅らせた大雨が止むと、今度は強風。

 

「もっと伸ばしたかったですけど、チャンスも少なかったし、そんなにうまくはいかなかった」と悔やみ、「今日はトップ10と…」と、返信の下方修正を明かしたが、3日目の最終組にも「緊張しなかった」と、堂々と言い切り2日連続のボギーなしのラウンドは立派。

 

キャディでトップアマのお父さんが、チャンスにあぐねて焦れる息子に「明日もあるから大丈夫」と、落ち着かせてくれたそうだ。

 

4打差逆転の初優勝なら、2013年にプロ2戦目で初優勝を飾った松山に並ぶ日本選手の最速V記録。

また、ウッズの名を持つ2003年生まれの優勝なら、初の21世紀チャンピオンの誕生である。

 

関連記事