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加瀬秀樹「オジサンは、がんばってます!」

先週のアジア・ジャパン沖縄オープン最終日。1打差で迎えた18番は、ピン右手前から5メートルのバーディパット。
首位の宮里聖志をとらえる最後のチャンスは、惜しくもカップをそれた。
2004年を締めくくる、また、2005年のツアーにカウントされる今大会での年内2勝をねらって最後まで踏ん張ったが、1打及ばず。

だが加瀬は、「完全燃焼! 悔いはないよ」と、笑顔でこの1年を振り返った。

8年ぶりの復活優勝をあげた今年は、自身初のフル参戦にチャレンジ。
最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップはその年のチャンピオンと、賞金ランク25位までの選手しか出場できない。
体力のみならず、実力も問われるアイアンマン賞を手にした45歳はそればかりか、千葉や関西オープンの地区競技などツアー以外にも顔を出し、「ありとあらゆる大会に出てきた。今年いちばん試合に出ているのは俺」と胸を張る。

「そこにひとりでもファンがいてくれるなら、その人のためにプレーがしたい」というのが身上。アジア・ジャパン沖縄の前週には合計5つものチャリティコンペをこなし、ほとんど休む暇もなく会場入りして堂々の2位タイ入賞。

このあと、待ちに待ったオフも、ほとんどゴルフ漬けの毎日を送るつもりだ。
年明けには、米ツアーのソニーオープンに挑戦。帰国してすぐに、コーチの井上透氏との合同合宿に入るなど、ほとんど“年中無休”状態。

「まだまだ課題は多いし、満足したくない。…オジサンは頑張ってるぞ!」と、気を吐いている。

写真下=アジア・ジャパン沖縄オープン最終日のスタート前インタビューで、テレビリポーターを務めた藍さんと。「今年の男子ツアーは、すっかり藍ちゃんに人気をもって行かれてしまったからね。オジサンも頑張らなくちゃ!!」(加瀬)。

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