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東建ホームメイトカップ 2022

3打のリードも「不思議な感じ」陣一朗の綱渡り

ツアー2勝目を狙う香妻陣一朗が、初日に続いて今週2度目の「66」をマーク。

2位と3打差つける通算12アンダーは、余裕で単独首位を守ったようでも「ここまで自分の調子と成績が違うのも初めて。不思議な感じ」と、首をひねった。

 

特に序盤は、綱渡りのようなゴルフを展開。

スタートからティショットが右、右、右へ。

 

1番では隣の7番ティのほうまで飛んだが、傾斜地から乗せて2パット。

第2打が右池の2番は、「昨日も、一昨日も。あの池にはもう3発入れている」と、苦笑。

再三の大ピンチも、打ち直しの第3打を残り167ヤードから、7アイアンで4メートルに乗せて、これまたしのいだ。

 

コースでたびたび腰や体の動きを気にするそぶりを見せて、「なんか暑かったし」と、2番の池そばではアンダーウェアを脱ぐ半裸の早着替え。

それでも、状態は変わらず、3番パー3は今度右の深いバンカーに落としたが、ここでもまたピンそばのみごとな寄せワン・パーで、同伴選手をうならせた。

 

「香妻さんは確かに、ちょっと暴れていましたが、そこからのリカバリーがすごかった」と、星野陸也も証言したように、小技を綱にリードを広げた。

 

「ショットは、だいぶ不安。練習でこれかな、というのはあるけど試合になるとうまく打てていない。練習しないと」と、急ピッチの修正は続くが「曲がってもこんなもんだと思っているので。落ち着いてできています」と、本人は冷静そのもの。

 

「ショートゲームのおかげで流れを切らさず、この位置にいられるというのはある。グリーンに乗らないことが多いので、普段からアプローチをしまくっているから」と、笑い「いまグリーン周りにめちゃめちゃ自信があります」と、強みを挙げた。

 

なにもかも絶好調、だから勝てるというわけでもない。自信満々の綱渡りもまた、見ごたえたっぷりだ。



ガッツパーもみごたえたっぷりですよ!

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