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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2025

LIVゴルフで戦う香妻陣一朗「なんか日本に来たいって…」先週もケプカと食事

昨年覇者も、今季国内初戦となる。
香妻陣一朗(こうづま・じんいちろう)は前夜、アメリカから帰ってきたばかり。

時差ボケ真っただ中だ。
「きのうは4時間しか寝られませんでした…」。

眠い目をこすりながら、会場で久しぶりにクラブ調整と、急ピッチの練習ラウンドに臨んだ。




参戦2季目を迎えたLIVゴルフは今季、腰痛で出遅れ、ようやく合流できたのは、6戦目のメキシコから。
出場は8試合にとどまり、来季シードを逃したが、ダラスでリードとプレーオフの末に2位。
すぐ翌週のスペインでは10位タイと、LIVゴルフで初の2戦連続トップ10を記録するなど、「ケガをしていた割にはよかったな、と思います」と、初年度の一昨年を越える飛躍の1年になったのは間違いない。

「またQTを受けるつもりでいる」と、意欲的だ。

この3か月の米国滞在で、「日本が恋しかった。きょうはもつ鍋が食べたいな」と、ホームシックとも戦いながら、「全体的にゴルフのレベルが上がってきている感覚はある。いい場所でやると、自然と良くなってきている感覚はあります」と、ゴルフの向上を実感する。

存在感も増している。
LIVゴルフとの連携で行われるアジアンツアーのインターナショナルシリーズで、香妻と一緒になった池村寛世(いけむら・ともよ)は、ビッグネームと気さくに会話し、すっかり溶けこんだ様子の香妻に感心していた。

「そうですね…。全員とめっちゃ仲いいわけではないですが、何人かは普通にしゃべったり、ごはん行ったりするようになってます」。
先週は、ブルックス・ケプカと食事をしたそうだ。
「なんか、日本ツアーにまた出たい、と言ってましたよ。どこかで来るかも!?」と、すっかり事情通だ。

芥屋の夏フェスを銘打つ今季国内初戦は、主戦場と雰囲気が似ている。
スタート時には、お気に入り曲を流してもらいながら、にぎやかにティオフする。
「音楽も鳴っていて、LIVに近い感覚ですし、逆に音がしていたほうが、余計なことに気を取られないのでやりやすい」。

昨年は、10大会連続11回目の出場で、小斉平優和(こさいひら・ゆうわ)をプレーオフ2ホールで制して通算3勝目を飾った。
「連覇したいし、優勝したい」と、力強かった。

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