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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2021

香妻陣一朗「僕よりもコースを知っている」コーチ兼キャディさんを支えに単独首位発進

まだ初日

 

1シーズンに2度目の最終戦で、2年連続2度目の出場を果たした。

11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で初優勝を飾り、今年もわずか30枠に入った。

 

プロ10年目の香妻陣一朗が、6バーディ1ボギーの「65」で回り、単独首位でスタートした。

 

「今日はショット、パットとも安定していた」と、一番長いバーディパットでも2番の5メートルだった。

12、1517番は、どれも1.5メートル圏内と、ビシビシとピンに寄り、チャンスを沈めた。

 

会場の東京よみうりは、なんといってもコチコチの高速グリーンが恐ろしい。

「他のトーナメントのコースより、ラウンド数をやっていない。そんなには、分かっていない」と、プロの情報不足を補足するのは、隣のコーチ兼キャディさん。

 

教わるようになって7年ほどになる森守洋(もり・もりひろ)さんのレッスンスタジオが、コースから20分ほどの東京三鷹市にあるといい、生徒さんを連れてよく回るそうだ。

 

「僕よりもコースを知っていて、迷っている時も的確に言ってくれる。特に風の読みが凄い」と、好アシストにも頼って好発進した。

 

練習日から例年になく、昼はポカポカ陽気が続いているが、それでも陽が傾きかけると急激に気温が下がる。

それでも元気に貫いた薄着の七分丈は、長袖をいやがってプレー中にすぐまくってしまい、余計に袖回りがもたつく香妻のために、メーカーさんが作ってくれた特注品だそうだ。

 

たくさんの方々にも支えられ、迎えた1シーズン2度目の最終戦。

「もちろん勝ちたい気持ちはありますし、そこを目指していくんですけど、なんせまだ初日。明日あさってと、積み重ねていければいいなと思いますけどまだ、意識はしない」と、落ち着いている。

 

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