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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2021

来月2度目のワクチン接種。スンス・ハンがV争い

©JGTOimages
仕切り直して正解だった。
韓国系米国人のスンス・ハンが、午後から風のコースで「69」。
通算9アンダーは、1打差の3位タイから決勝ラウンドに挑む。

コロナ禍の20ー21シーズン。新規ビザの取得など、ありとあらゆる方策を尽くしてやっと21年開幕戦「東建ホームメイト」でツアーに再合流できたのに、同大会で36位の結果を残したあと、5試合連続の予選落ち。

「コロナで移動が難しかったり、悩んだりした影響もあったと思います」。

選手会の外国人担当理事として、みんなの希望や情報を収集したり、なかなか集中できない状況が続いたこともあり、当初の予定をきゅうきょ早めて5月にいったん帰国。

韓国で、ときどきツアーに出たり、適度な休養を取りながら調子を取り戻してまた、先週から日本ツアーに戻ってきた。

先月末の再来日の際には、女子ゴルフの韓国代表と同じ飛行機だった。

ゴルフは6歳から始めて13歳で米留学。
子どもの頃からスポーツ万能で、スケートのショートトラックで優勝したり、国技のテコンドーは黒帯だった。
2週間の隔離期間がちょうど東京五輪と重なりカンヅメ中でも「テレビで一杯応援した」と、すっかりリフレッシュ。

先週の「セガサミーカップ」は最終日の「66」で10位タイと、上り調子だ。

「いい位置で2日目を終えられましたので、週末も楽しんでやりたいな」。
2017年の「カシオワールドオープン」以来となるツアー2勝目の好契機に胸躍る。

今年2度目の帰国はまだ決めかねているが、スポンサー契約を結ぶハナ銀行の主催試合には、必ず戻らなくてはいけない。

今月、日本で最初のワクチン接種も済ませて、来月2度目を受ければ気分的には少し、楽になると思うが9月からまた外国人の隔離措置が厳しくなるそうだ。
「次に日本に帰って来られるのは10月か、11月か…」。
帰るまでに安心材料が欲しい。

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