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「ユーはクレイジー!」日本選手とコリン・モリカワとの交遊録(ZOZOチャンピオンシップ)

チャン・キム(左)とのラウンドにコリン(右から2番目)がウェズリー ブライアン(右)と飛び込んできた!
2年ぶりの日本開催は、米ツアーの空気を吸収すると共に、世界に向かって自身をアピールする絶好の機会でもある。

今年9月に史上5人目のアマVを達成し、大会史上初のアマ出場を果たした中島啓太さんは、さっそく練習日から積極的に動いた。

観戦に訪れた2年前の本大会で「品のあるフェードボール」に一目惚れ。以来、敬愛するコリン・モリカワとの練習ラウンドを、実現させた。

改めてその美しい球筋を間近で凝視し「僕も持ち球はフェードですが、無理してドローを打ったりして子どもみたい」と、苦笑いで自省。
「僕も品のいいフェードを極めたい」と、心を新たにした。

ラウンド中は、ナショナルチームのジョーンズコーチに習った英会話で積極的に会話。
米ツアー初出場の中島さんには「これが君のスタートライン。頑張ってね」と、はなむけの言葉が贈られた。
「そういうことを言えるのがかっこいい…」と、中島さんはその人柄にますます虜に。

20日の事前会見でコリンは「球に力がある。音が凄かった。あとはまっすぐ飛ぶ。なんで彼が世界アマランキング1位か分かった」と、中島さんのゴルフを褒めていた。

「どうやってここまで来たか想像がつく。土台がちゃんとしているので将来的にも楽しみ。この瞬間を、アマチュア生活を、楽しんでほしい」(コリン)。

日本ツアーのメンバープロも、負けてはいない。
中西直人が開幕前日の練習ラウンドでアピールしたのは明るく愉快なキャラクター。

チャン・キムとコースに出ようとしていたら、コリンが「入れてくれよ」と飛び込んできたそうだ。

たちまち意気投合。
ラウンド中は、コリンのアメリカンジョークに中西が関西弁で対抗。
「ユーはクレイジー!!」。
大阪岸和田出身のお祭り男にとっては、それこそ一番の褒め言葉。
中西が9つも年上であることにもコリンはびっくりしていたそうだ。

抱腹絶倒の練習日も過ぎて、21日からいよいよ本戦。

中西は、松山英樹のひとつ後ろの組でプレーする。
「明日は、松山選手について移動する人が、後ろもついでに見ていくか、というショットをどんどん打っていく。引き連れている人にあやかる作戦!」。
今度は結果でアピールしよう。

<本日のテレビスケジュール>
9:00ー13:54 CSテレ朝チャンネル2
12:00-13:54 BS朝日
12:30-15:30 GOLFTV
  • コリンさんは想像していたとおり、スポーツマンシップに溢れたすてきな人でした

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