記事

HEIWA・PGM Challenge II 〜 Road to CHAMPIONSHIP 2019

T・ペクはこの優勝を機に日本ツアーを主戦場にする!?

AbemaTVツアー2019第11戦「HEIWA・PGM Challenge II 〜 Road to CHAMPIONSHIP 2019」を制したのはT・ペク。日本ツアーは実質1年目で、韓国生まれ、ニュージーランド育ち、米国籍の選手だ。186cm、102kgと恵まれた体格ながら、持ち味はショートゲームだと言う。

最終日は単独首位でスタートしたものの、途中7番ホールでダブルボギーを叩くなどして、一時はトップの座を明け渡す。それでも後半にチャンスが作れると冷静にゲームを組み立てて、プレーオフに持ち込んだ。
「プレーオフに入ると決まった時には、まだ勝てると言う気持ちはありませんでした。とにかく自分のベストを尽くすだけだと思っていましたから。でも、プレーオフの2ホール目で岩本選手がいいバーディパットを先に決めて、そこでテンションが上がり、勝ちたい気持ちが強くなりました」。

この優勝で11月の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」と「マイナビABCチャンピオンシップ」への出場権が与えられることを知らなかったと言うペク。思わぬプレゼントに日本で戦う道がひらけたと嬉しそうだった。
今年の12月に結婚を予定しており、奥様が韓国に住んでいるとのことでアジアを拠点におくことを考えていた。日本のクオリファイングトーナメントを受けたのも、それが理由とのことだが、早々に優勝できたことを心から喜んでいた。

なおプレーオフ2ホール目で敗れたI・H・ホは「優勝に縁がないね」と肩を落とした。プレーオフ1ホール目で残り60センチを決めれば優勝という場面でこれを外してしまった。
「何も考えずに打てる距離だったけれど、打った瞬間、何かに跳ねて右に出てしまった」と、ある意味でアンラッキーもあったようだ。敗れはしたものの、ホらしい攻撃的なゴルフを随所で見せてくれた。復調のきっかけは少なからず掴んだはず。残りの出場試合での活躍に期待したい。

関連記事