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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2004

シード権争いの選手たちにとっては、今週が事実上の最終戦

ボールの行方を追う視線は、真剣そのもの…。逆転シード入りにかける選手たちが、熾烈なレースを繰り広げている。

現在賞金ランク148位の小林正則(=写真上)は、単独2位以上が条件。いつもなら、ニコニコ明るい選手だが、今週ばかりは眉間のシワがついたままだ。通算6アンダー7位タイ浮上に、残り2日へ望みをつなぐ。

同ランク97位の上田諭尉(ゆい、=写真中)は、「今週は、逆転一発大ホームランを狙ってやっている」。小林と同じ7位タイにつけて、決勝ラウンドに進出した。

現在、賞金シードのボーダーラインは、出場義務試合数に満たないタイガー・ウッズ、ダレン・クラークの2人を抜いた72位まで。
現在、73位につける合田洋(=写真下)は昨年まで、94年日本プロ優勝時の10年シードを保持していたが、それも今年で期限切れとなる。

まさに正念場を迎えた今週火曜日に尾崎健夫から、「本番でよい球を打つための秘密の練習法」を教わって、通算1アンダー35位タイでひとまず予選通過を果たしたが、「こういう緊張感の中で、予選通過しただけで終わったら、シード選手になる資格もなし!」と、自らに喝。
「とにかく首はつないだ。問題は残り2日間!」と、気合の入り方も凄まじい。

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