記事

Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2023

「17、18番でアレ、ならアレ」9年周期の男・小林正則が史上5番目のブランクVに現実味

史上5番目となる9年311日ぶりのブランク優勝がいっそう現実味を帯びてきた。


予選ラウンドで回った昔なじみの手嶋多一(てしま・たいち)と組が離れた土曜は「ちょっと辛い」。
48位で決勝ラウンドに進んだ手嶋には「吸収される」。

3日目の陥落を、自ら示唆していた47歳の小林正則(こばやし・まさのり)だったが崩れもせず、吸収もされず、むしろ「ティショットもパットも良かった」と、6バーディ1ボギーで3日連続の60台を記録。



「67」で5つ伸ばして首位タイ浮上に浮上した。


復活の4勝目に王手をかけたが、今季はABEMAツアー賞金ランキング6位の資格で出場し、次週のフジサンケイクラシックでは、後半戦に出られる優先順位のリランキングでふるいにかけられる立場。

「ちらつかないと言えば、嘘になります」と、正直に言った。


「でももうそういう位置じゃないし、それを意識したら余計に難しくなるし、自分のゴルフをするだけ。リランキングのためにゴルフをするなんてつまんないから。それはあんまり意識しない」。

6071人が詰めかけたこの日の3日目。
「それはやっぱり嬉しいですよ」と、久々に大歓声にまみれて頬が緩む。

「いい緊張感はあるけどプレッシャーはない」と、通算3勝を飾った2013年の「日本オープン」以来となる10年ぶり3度目の最終日最終組も、満喫するつもり。


同組で回ることになった4つ下の宮里優作が「加齢臭漂う組み合わせ」と言ったが、「優作はまだ出てないよ!」と、すかさずフォロー。

「それならオレと手嶋多一だよ!」と、再び手嶋を引き合いに、「優作と回るのも久しぶりだし、土産話にはちょうどいい。もしかしたら芥屋に来るのも今年最後かもしれないし・・・」。

千載一遇の大チャンスだ。


でも「優勝は? あるわけないでしょ」と、そこは一蹴。
「だってスタートでも言ってるでしょ?10試合出て2試合しか通ってないって。そんな男なんだから。無理」と、突っぱねた。
「勝つことはないけど、自分のプレーをしたいな。それで満足。怯まないでやりたい。結果は知らない」と、無欲が快挙を呼び込むか。

9年311日ぶりのツアー通算4勝目なら、史上5番目のブランクV。

「それは最後の最後。そこまでは、自分のゴルフを貫き、17、18番でもしアレだったらアレかもしれないけど・・・」。


2002年の初シードをわずか2年で離してから9年目の2011年「とおとうみ浜松オープン」で初優勝を飾り、12年、13年に3勝目を達成したあと、また9年低迷を続けたのちに昨年のABEMAツアー「ISPS HANDAヒーローになれ!」で“復活優勝”を飾った。

今度はレギュラーVで9年周期を証明する。

関連記事