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石川遼 everyone PROJECT Challenge Golf Tournament 2020

30歳も負けない! 前粟藏俊太が63

9バーディの63は、ボギーなしと完璧な滑り出し。プロ14年目の前粟藏俊太(まえあわくらしゅんた)が「アイアンショットのキレが良くて、1〜2メートルのパットはよいラインについた」と、好発進した。

地元沖縄県の石垣第二中時代に、日本ジュニア制覇。茨城県の鹿島学園高校に進み、本大会の監修をつとめる1学年下の石川遼と共に、世界ジュニアにも出場。19位の成績を残した。
同年のQTでファイナルに進出し、17歳の高校生プロとして、すぐの飛躍を期待されたが活躍のきっかけをつかめないまま今年、30歳を迎えた。

ここ数年は、ショット時に手が動きにくくなるイップスの症状に、悩まされてきたという。
そのストレスからか、右手首に発症した親指大の腫瘤が神経を圧迫し、思うがままにならないプレーが続いていた。
「苦しかった」と当時を思い返した瞬間だけ、ちょっぴり険しい表情になったが「今日は結果が表れてくれて、心の底から嬉しい。純粋に、ゴルフが楽しかった」。
初日の9アンダーに、復調の兆しを見せた。

「まだ初日。あと2日もずっと優勝に絡めるように、頑張っていきたいです」。

今季のAbemaTVツアーでは、石川注目の若手選手にスポットを当てる「NEXT ヒーロープロジェクト」がスタート。
”石川推し”のアマチュア選手も多数出場し、20代がひしめくリーダーボードで、いよいよ脂が乗る30代が経験にものを言わせる。

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