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偉大なマサシにあやかれ!! 日高将史はわずか5試合で・・・

昨10月の「HONMA TOURWORLD CUP」は賞金王の宮里が4日間ボギーなしの完全試合を達成。またその2日目にはジャンボ尾崎が、年齢以下で回る自身2度目のエージシュートを記録した。

まさに記録尽くしの4日間。
その最終日を、自分史上最高のゴルフで飾ってみせたのが“マサシ”である。

6年前は、まだ出番もほとんどない時代。日高が地元宮崎のホンマショップで見つけたのが、インドアレッスン場のコーチ募集の貼り紙だった。

それから、ショップ閉店までの2年をつとめあげたご縁で同大会の主催者推薦を頂いた昨年。
5月の日本プロに続いて、その年2度目のツアー出場は、当時もまだレッスン業や、地元日章学園の非常勤コーチで食いつないでいた31歳には、ことのほか身にしみた。

「せっかく出られるチャンスをいただいたのだから、その方たちのためにも諦めないで、上位で頑張ろうという気持ちを持ってやれた」とその週、自己ベストの3位に。

さらに11位につけた11月の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は、こちらもまた大会主催のPGMホールディングスから貴重な機会を頂戴したことで、ボーダーラインに手を届せることができた。

第二枠ながらたった5試合で、1000万円余を稼いで賞金ランク75位で、初シード入りを果たした昨年は「出会いに感謝の1年でした」と先月、2018年の海外初戦でも改めて噛みしめた。

昨年までは、全国どこの所有コースも自由に使えるPGMホールディングスの施設利用契約プロ。
「今年はさらに昇格させていただけそう」と今季はポロシャツの袖に同社のロゴをつけて、やはりスポンサー契約プロの優作らとともに、肩を並べるめどもついた。
地元宮崎で調整を重ねて、4月の国内開幕の時を待つ。

一字違いの将史=マサシは、ジャンボファンだった父親の命名による。
「今年もとにかく出られる試合で出来ることをやるだけ。トップ10の数を増やして初優勝や、シード権は良かったときに考えることにして、毎試合で予選通過を目指してやりたいです」。
偉大な名前を背負って、謙虚に挑む。

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