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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2018

韓国のレジェンド!! Y・E・ヤンが妻の献身に報いる首位発進

韓国のレジェンドが、13年ぶりに戻った舞台で躍動した。ヤンが前半、怒涛の7アンダーを出した。2番のパー3で、ピンそば1.5メートルのバーディを決めると3番、4番で連続のチップイン。

3番のパー4で、54度のウェッジを持った100ヤードの2打目が直接入った。4番は、40ヤードのアプローチをサンドウェッジでまた放り込んだ。
さらに5番、6番とバーディが、止まらなくなり「少し興奮してしまった」。

全米プロで、あのウッズを破ってアジアで唯一のメジャー覇者に輝いたのも、もう9年前の話。
13年ぶりに古巣に戻り、ファイナルQTから日本での出直しを期した今季、4月の中日クラウンズで11年ぶりの5勝目を飾った。
13年ぶりに出たこのシーズン最終戦は、当時からここ東京よみうりの高速グリーンが好きで、相性の良さを自認していたが後半の一歩後退に、「中途半端にピンを狙うと怪我をする。反省して少し落ち着いて、プレーしたのが良かった」と、15番のバーディで初日の首位獲りを成功させた。

妻の献身にも、さっそく応える好発進となった。
今季1勝を飾った際にも、7つ下のミジン夫人がバッグを運んで支えてくれたが今週は、いつもの電動カートではなく、ほかのプロキャディみたいに、セルフバッグに挑戦してみたいという。

張り切る夫人のために、最軽量のバッグで備えたものの、いつもと勝手が違って夫はひそかに右往左往。
「電動カートと置き場が違うし、自分のプレーというよりも、ほかの選手の邪魔にならないかと気にかかって」。時々、厳しい顔で夫自らバッグを移動したり、頑張ってグリーンのラインを読もうとする夫人を制したり…。

距離計算や、番手選びも「やっぱり自分で全部でやったほうが…」と、そこは譲らなくても妻がそばにいてくれることで何がいいって、「精神的な安心感が違います」。
ボギーを打ってカリカリしそうな場面も、夫はニコニコ。

初体験には「妻も疲れたとは思いますけど、成績は良かったので。多分、気分は良いかと」。
ほっと安堵の大会初日。
仕事場では多少、きつい言葉を言ったりするけどコースを離れれば、いつも夫婦円満。
「まだ式は挙げてないんですけど来年あたりには、と思ってます」。
シーズン最後の2勝目で、絢爛豪華な式にする。

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