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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2018

45歳のシンゴは「ゴルフが若い」

アジアと日本の精鋭が集う大会で、5度の賞金王が劇的カムバックを演じて「こういう自分が好き」。
片山晋呉が2週続きのV争いを噛みしめた

強い風が吹いた3日目。
11番で右OB。「ティショットが想像以上に風に乗った。今年一番曲がった」と、トリプルボギーを打った。
4オーバーまで落ちて「終わったと思った」。
続く12番は「心中穏やかでない。ティショットもセカンドもモヤモヤモヤモヤ。何やってんだ、と」。
2メートルを沈めても「2割も消せない」。
暗澹たる心境のまま、13番で作った下り6メートルのイーグルチャンス。
「これを入れたら帳消し」とねじ込んだ。
14番では8メートルのバーディパットをキメた。
16番では10メートルも沈めて45歳が破顔一笑。
「ゴルフが若い!」。
永久シード選手の大ジェットコースターゴルフに関西のゴルフファンが、沸きに沸いた。

日本人最上位で2週続きの最終日最終組に居座り、「5年前だったら、(11番で)絶対に終わっているのは間違いない。あれができたというのは大きい。普通だったらできない。なにかあるからこれができているのだと思う」。

体力も気力も、誰もが岐路を迎えるとき。気づけば、同年代の選手が次々と第一線から姿を消した。「40歳を過ぎて、みんなやめたり、どんどんいなくなる中で、僕はこうして1戦目も2戦目も、記者会見してもらって、若い選手と対等に戦えている。幸せしかない」。
現役を退いた先輩たちからも、よく言われる。
「その年で、やれていることを噛みしめたほうがいいよ、と」。
この日、同組で戦った金亨成(キムヒョンソン)もこの日の片山のゴルフに「ハンパない」と、賞賛を浴びせた。
本人も「ゴルフ人生でもここまではない」と、大興奮の3日目。
中折れハットの中で結わえた長髪は幕末戦士さながら。
「追いかける立場で怖いなと思わせていると思うので。先週よりはいい最終日になるんじゃないか」。
サムライシンゴがニヤリと笑った。

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