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ダイヤモンドカップトーナメント、今年の会場は茨城県の大洗ゴルフ倶楽部

名匠・井上誠一氏の設計。日本でも数少ないシーサイドリンクス(砂丘地)に造り上げられた美しいたたずまいとはうらはらに、雄大な鹿島灘から吹きつけられる風、黒松林、砂というハザードを存分に活かした、コースレート74.4を誇る難攻不落のチャンピオンシップコース。一昨年前、やはりここ大洗GCで開催された今大会は、伊沢利光が2日目に最下位で予選通過からの大逆転優勝を飾り、その年の賞金王に輝いている。
※昭和28年10月に開場した大洗ゴルフ倶楽部は、今年50週年。同倶楽部における本トーナメントの開催は、一昨年の大会に引き続いて2年ぶり、今大会前身の「三菱ギャラントーナメント」から通算して、6回目の開催となる。
設計の故・井上誠一氏は、生涯で国内39コース、海外2コースを設計。日本最高峰と位置付けられている日本オープンは、氏が設計したうち10コース、回数にして計12回開催されている。同倶楽部は、井上氏が8番目に設計したコースで、氏の生前は「大洗は日本では珍しいシーサイドリンクスという立地条件に恵まれ、また他に類を見ない黒松林に富み、極めて個性的である。これこそ得がたい日本ゴルフコースの宝物だ」と、語っ たと言われている。














