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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2009

韓国の金庚泰 (キム キョンテ)が単独2位に

この日は「パッティングが完璧」。グリーン上で、悩まされた前日2日目に、マイナーチェンジ。「今日は、いつもより柔らかめに打つようにしてみたら、いきなり入り出したんですよ」と、声も弾む。

それとは裏腹に、前日のフェアウェーキープはわずかに2回。
そしてこの日は6回と苦しい展開も、好調さを取り戻したパッティングに助けられた。

とにかく、「ミドルパット」が良く決まった。4〜5メートルのチャンスは絶対に外さない。また最終18番では右から10メートルの長いバーディパットをねじ込んだ。
5アンダーの66のラウンドで、特に圧巻は12番だった。

484ヤードと距離が長く、2打目以降が打ち上げのパー4は、今年の難易度ナンバー1。
この難所でバーディを奪った。残り237ヤードの第2打を、クリークでピンそば1.5メートルにつけた。
しかし、あたりはシン・・・と静まり返ったまま。
「拍手もないし、あまり寄らなかったなあ、と思っていたら・・・!!」。
拍子抜けしたことで、かえって落ち着いてチャンスを決めることが出来たという。

アジアと日本両ツアーの賞金ランキングに加算される今大会。昨年は、アジアンツアーの資格で参戦。しかし、今年はシード1年生として堂々ジャパンゴルフツアーメンバーとしての出場だ。
将来の目標は「米ツアー」という23歳は、すでにアジアで1勝をあげており、次のターゲットはやっぱり、日本ツアーでの初優勝だ。

しかも、ここで勝てば一挙に両ツアーの勝ち星が手に入る。
「ぜひ、そうなればいいですけども・・・」と言ったハニかむような笑顔にだまされてはいけない。常勝時代のアマチュア時代は、あまりの強さに「鬼」と呼ばれ、怖れられていた男だ。


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