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日本プロゴルフ選手権大会 2018

2日目の難条件はBJのせい・・・・・・?!

この日イーブンパーで上がってきた谷口徹が思わずぼやいた。「今日はピン位置が難しくなってた。・・・ブレンダンのせいだ!」。
張本人にも異論はなかった。
「キョウハ、ピンイチガ、ムズカシイネエ・・・」と、つい日本語で、愚痴とため息が出るほどシビアな1日。

前日初日に、8アンダーで大爆発した。それが、主催者のプライドを刺激してしまったか。

公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長も認めた。
「今日は確かにピン位置が難しかった。残念ながらフェアウェイにないと、チャンスはなかった。選手のみなさん、フェアウェイに打って下さい」と、倉本会長が呼びかけたようにさすがのジョーンズも、ラフに入れた最後の9番も、きっちりボギーにした。

「昨日は完璧な1日だったが今日は風も吹いたし、なかなかスコアを伸ばすことが出来なかった」。
1バーディ、3ボギーの2オーバーには不満も残るが、「厳しい条件は、みんなと同じだから」。
通算6アンダーは、依然として好位置には違いない。

倉本会長によると、「週末は来ていただいたお客さんが沸く展開にしたい」と今年から、大会のコースセッティングアドバイザーに就任した牧野裕プロにも「今日のようなピン位置の厳しさはないように」との要請を出したそうだから、再び大爆発のチャンスは十分にある。

43歳。最近、私生活にも悩みを抱えていたようで、2016年を最後に勝ち星から遠ざかっているが、日本で活躍する外国選手としては、最多の14勝を誇る。
07年には、シーズン最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」での5打差からの大逆転Vはあるが、数ある優勝の中で、日本と名のつくタイトルはそれだけ。
「年齢的にも年々難しくなってくるので。早めに勝ちたい」。
ジョーンズが節目の15勝目として、ビッグタイトルを射程に入れた。

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