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秋吉ら3人が切符/全米オープンの最終予選会を実施(21日)

そのほか、権利が得られる上位3人には、7アンダーで回った豪州のデービッド・ブランスドン、3位の6アンダーには中国の梁津萬(リャン・ウェンチョン)が入った。
前半の18ホールでは、首位と6打差の7位タイに終わった秋吉。巻き返しを誓って出た後半は9番、2打目の池ポチャでダブルボギーを打ち「気持ちが少し萎えてしまった」と、あこがれのメジャー舞台も少し、遠のいた気持ちがした。
しかし、追い込まれた9ホールで逆に、奮い立った。「後がないという状況になって、あとは行くだけ」と、開き直りが12番のイーグルを呼び込む。
長丁場に、じわじわくる足腰の重さも懸命に引きずった。「ショットも右に、右に行っていた」と、散らばるボールも小技を駆使してなんとか堪えた。
27歳が、プロ10年目にして初めて掴んだ夢のチケット。2つ下の偉大な後輩には早や、現地での練習ラウンドの予約を申し込もうと画策する。
秋吉の奥さまが、同級生というご縁で松山英樹とは仲が良い。「歳も近いしいろいろ聞きたい。うちのに連絡をとってもらおうかな」と、間を取り持ってもらうつもりだ。
あこがれの舞台。「行ったきりにはしたくない。しっかりと予選通過をして知名度を上げたい」。3週前の中日クラウンズで、V争いを繰り広げて4位タイ。年頭に決めた「トップ10まで坊主」の自己ノルマを達成しても、谷口には「勝つまで坊主」と、厳しく言われた。
大先輩を納得させる結果が欲しい。
また今週は第3のメジャー「全英オープン」の出場権がかかった「〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ」。1週間の間に、2枚目のメジャー切符を得る大チャンスだ。
「今日後半みたいなゴルフが出来れば2つ行けるかもしれない」と、ツアー最長コースでがぜんやる気がわいてきた。
そして、ブランスドンもまた自身初のメジャー戦。
「まずは予選を通過して、少しでも上位に行きたい。賞金を少しでも稼ぎたい」と声も弾む。
39歳の梁(リャン)には3度目の舞台だが、前2戦とも予選落ちをしているだけに「今度こそ。上位に行ける自信はあります」。手ぶらでは帰らない。
また最終予選会には石川遼も、大会は3年ぶりの出場権を狙ったが通過には3位足りない8位タイに終わった。














