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今年は“いち押し若手3人”で盛り上げるぞ!! 

ジャパンゴルフフェアは午後から、スリクソンのブースに登場したのは、メーカーいち押しの若手3人。年上順に26歳の大堀裕次郎と22歳の稲森佑貴と21歳の星野陸也。

それぞれがそれぞれに、嬉しい思いと悔しい思いを半々に味わった昨年を踏まえて今年の目標は、仲良く口を揃えて「今年こそ優勝」でも、それぞれがそれぞれに徐々に、個性を発揮しだしたトークショー。

年長の大堀が、3年連続のフェアウェイキープ1位の後輩に素朴な疑問をぶつけた。
「稲森プロって1年に、何回くらいOBするもんなの?」。
「そうですねえ・・・! 言われてみれば昨年は、OBした記憶がないです」とぶっちゃけ、観衆の関心を誘う後ろで、とことんマイペースな最年少プロ。
不穏(?)な空気に気づいて、大堀プロがおっとりとたしなめる。
「星野くん、いまこっちで喋ってるんだから、打つのはちょっと待って・・・」と、言い切らないうちにパッコーン!!
背後のシュミレーションネットに向かって、デモショットを放ったリッキー。全然、人の話を聞いちゃいない!!
しかも、ボールは大ミスヒットに、これまたまったく空気を読まない苦笑いで「ヒールに当たっちゃいました!!」とひとり、照れまくっている。
「星野くんは、いつもこんななんです」とあきれ顔の大堀の弁明もまた、まったく聞いておらずにすぐさま次打の構えに入るやバッシーン!!
今度こそ、自慢の豪打を炸裂させて、みごと356ヤードを披露した星野はやんやの喝采を浴びてすっかりゴキゲンに「もっとトレーニングでマッチョになって、世界に負けないようにどんどん飛ばして行きたい」と、意気込みを語った。

そんな星野と対照的に、稲森はやっぱり、真っ直ぐにこだわる。
「今年も4年連続のフェアウェイを維持しながら、優勝を味わいたい」。

そして大堀はなんといっても、昨夏の「RIZAP KBCオーガスタ」で最終日最終組を経験しながら3位に終わっている。
「チャンスやったんですけど3日目、4日目に伸ばしきれずに悔しい思いをした。優勝するためには、悪いときでもアンダーパーで回ることが大事で今年こそ優勝できるように頑張る」と、リベンジを誓った。

今年は、同い年の石川遼が5シーズンぶりに、日本ツアーに本格復帰することでも、気合いが入る。
「僕ら3人も負けないように。20代の選手が盛り上げていけるように頑張りたい」と、大堀が大真面目で語るそばで、でこぼこ漫才コンビのようにボケ合っている稲森と星野。
「この2人はほんま、天然でやりにくいですわ〜」と、かくいう大堀さん、あなたも十分イイ味出してます。

とにもかくにもそれぞれの個性を発揮しながら、自分たちこそますます世代交代の波を起こして行こうと決意を新たにしたジャパンゴルフツアーの若手3人衆を、今年もどうぞよろしくお願いします!!

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