記事

薗田俊輔は狙う、7打差からの大逆転(ニュージーランドオープン3日目)

2日目までミルブルックリゾートとの2コースで競われてきた「BMW ISPS HANDAニュージーランドオープン」は、いよいよ決勝ラウンドに入ると舞台をザヒルズGCに集約して、優勝争いが繰り広げられることになった。

出場20選手の中から10選手が、予選を通過したジャパンゴルフツアーメンバーの中でも特に、この3日間とも安定したゴルフを見せている薗田は、通算10アンダーの3位タイで最終ラウンドを迎えることになった。

最後18番のピンチも乗り切った。ブッシュから脱出の2打目もまたグリーン左のバンカーに入れながら、みごとなパーセーブで切り抜けた。右1メートルのパーパットをしのいで、「今日は暴れることもなく、他も1ボギーで済んでバーディは獲りたいところでしっかり取れた」。

初日からの手応えも手放すことなく「今日出来ることは、すべてやり尽くしたという感じ」。薗田とは、7打差で首位を走るのは、谷原秀人。「あまり上は見ずに、明日はバーディを5つ、6つ、7つと量産して自分のプレーでひとつひとつやっていきたい」と、大逆転Vにむけて、まずはマイペースを決め込むつもりだ。

※スコア速報はこちらから

<そのほかの選手のコメント>
H・W・リュー(3日目は6アンダーを出して6位タイ浮上)
「前半はショットがあまり定まっていなかったけど、後半1つバーディを取ったら、そこから気持ちが入った。このコースでノーボギーで回れたのは嬉しい。明日は優勝よりもまずは楽しくプレーしたい」。

永野竜太郎(67で回って通算8アンダーの10位タイで決勝ラウンドへ)
「上がり2つバーディが来たのは良かったが、16番ではダボ。悔しいですね。調子は悪くない。このまま明日も優勝を狙えるように頑張りたい」

藤本佳則(通算6アンダーの15位タイから上位入賞を狙うホストプロ)
「アプローチ、パットも良くなってるんで、あとはショットとかみ合えば。今年は賞金王も狙いたい。去年、一昨年と勝てていないので、早く優勝したい」

金亨成(キムヒョンソン)(通算6アンダーの15位位タイ)
「最後のボギーは残り150ヤードをバンカーへ。惜しかった。明日は少しでも上位で終わりたい」

片岡大育(通算2アンダーで39位タイ)
「今日は風がなく、寒くもなく、自分のゴルフも途中まで暖かかったんですけど、最後18番のダボで寒くなっちゃいました。セカンドをグリーン奥のバンカーに入れて、1回で出ずに、返しのパットも外してダボ。最後にやっちゃいました。明日こそ超ホットなゴルフで頑張ります!」

宮里優作(通算1アンダーの44位タイ)
「体も、グリーンにもやっと慣れてきた。ショットもコントロールが効いた球が出てきたけど、慣れたことに終わっちゃうんですよね。あと3日くらいはやりたい感じだけれど。明日は攻めます。思い残すことのないように」
  • 新選手会長も最終日は悔いの無いプレーを

関連記事