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関西オープンゴルフ選手権競技 2018

池田と回ってアマトップ通過の久保田皓也(くぼたひろや)さん「2日間は100点」

先輩、サインありがとうございました!!
今年は24人のアマチュアが出場する中で、9人が大量通過を果たした。その最上位につけたのが、通算5アンダーの7位タイで決勝ラウンドに進んだ東北福祉大3年の久保田さんだ。

同組で回った大学の大先輩にも負けじとついていった。2日目に66を出して単独3位につけた池田勇太とは、2打差。さらに首位とはわずかに3打差。

ラウンド中に、池田は幾度となく話しかけてくれた。
楽しい会話の中で、実家がコースまで車でわずか40分であること。滝川第二高時代は、ここ小野東洋ゴルフ俱楽部でキャディのアルバイト経験があることなどを打ち明けると「なるほど、コースをよく分かっている」と先輩に関心されればなおさら「昨日も今日のプレーも非常に満足。100点をあげたいです」。2日間には自身も満点を出した。

練習日に、予選ラウンドの組み合わせが発表されたときから「緊張というよりも、勉強しようという考えのほうが強かった」と20歳の信念は、本戦でもぶれなかった。
「池田プロは多分、調子はそんなに良くないと思うが、パットを確実に入れて、悪い流れにしないところは尊敬する部分」と冷静に分析しながら、自ら集中力を途切らせることもなかった。

あこがれの大先輩は、いつでもどこでも自分の感情を隠さず一見こわもて。
「確かに外見はそうかもしれませんが、見ていて本当に勉強になりますし、楽しい話もしてくれる。かっこいいと思う」。
終わってすぐに、大学のロゴ入りキャディバッグにもらった「偉大な先輩」のサインは、決勝ラウンドのお守りだ。
「池田プロは300ヤード飛ばして僕が届かないパー5も届くが、僕はアプローチとパットでスコアを作るのが持ち味」と、週末も我が道を貫く。

優勝も狙える位置で過ごす週末も「意識しない」と、気負わない。
今度は片山晋呉と回ることが決まって、さらに充実の3日目となりそうだ。
「何かを学んで次に活かす考え方で、回りきりたい。その中で、自分の実力を出し切ることが出来たら良い位置にいけると思う」。
渦中にあっても、理路整然と目標を語った。

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