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ダンロップフェニックストーナメント 2008

ポール・シーハンが単独首位

最終18番パー5で10メートルのバーディパットが決まって一番驚いたのが本人だ。「入れたというよりも、入ってしまったという感じ」。
おまけに4アンダーの単独首位スタートに「信じられない!」。
今季のシーハンは「まるでいいところなし」だった。
2006年の日本オープン以来、4つめの勝ち星にも見放されたまま。

ランク66位は、賞金ランキングによる来季のシード権もどうかというような位置。
「今年はなんだかちっとも噛み合わなくて」。
最後の抵抗、とばかりに練習場で打ち込んだのは、前日水曜日だ。

「そこでなんとなく掴めたものがあったのは確かなのですが、それでもまさかこんな良いスタートが出来るとは・・・!」。
この日ただひとりボギーなしの好スコアに喜んだ。

昨年覇者のイアン・ポールターや、南アフリカのアーニー・エルスら世界ランカーが集う今大会は優勝賞金4000万円。
日本ツアーは今大会が本人にとっての今季最終戦なだけに“有終の美”といきたいが本音をいえば、心は早くも故郷に飛んでいる。

このあと豪州に帰り、母国ツアーで3試合をこなす予定だ。
「早く家族に会いたくて…」。
自宅で待つ妻ジャッキーさんと、長女ビリーちゃんとの久々の再会が何よりのモチベーションだ。

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