記事

全英オープンアジア予選で2人の日本勢が喜びの声

今年は、ロイヤルリバプールで開催される全英オープンのアジア予選は6日から2日間の日程で、タイのアマタスプリングCCで行われ、日本勢は岩田寛が通算5アンダーで、トップ通過を果たした。前日の初日から、みごと首位を守りきった岩田は2008年以来、6年ぶり2度目の全英切符を勝ち取り「今週に備えてオフは、特にきついトレーニングに励んだ甲斐がありました」。2日間ともかなりの手応えを持ってラウンドが出来たようで、「全英オープンでも今日のようなゴルフができるように頑張ります」と話したという。

さらに2位タイには、ジャパンゴルフツアーのメンバーで、中国出身の呉阿順(ゴアジュン)が、台湾出身のアマチュア、パン・チェン・チュンと並んで出場権を獲得。

そして、権利の与えられる最後の1席は4位タイに4人が並んでプレーオフへ。
日本の川村昌弘とタイ出身のジャズ・ジェーンワタナノンドとアメリカのデービッド・リプスキーとの熾烈な争いを制したのは、ベテランの塚田好宣。最初のホールで若き川村が脱落したものの、ゲームはもつれにもつれてとうとう4ホール目に、ただひとりパーを拾った塚田に軍配が上がった。

昨年は43歳にして、開幕戦の東建ホームメイトカップで感動のツアー初優勝を飾った際にも塚田が繰り返していたことは「海外メジャーに挑戦したい」。
特に2004年と2008年の、2度とも予選落ちを喫していた全英オープンへの思い入れは強く、悲願のリンクスコースで「今年こそ4日間をプレーする」と今から意気込む。

関連記事