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日本プロゴルフ選手権大会 1999

首位タイの田中秀道

通算3アンダー田中秀道(3バーディ、3ボギーで2日目イーブン)
「10番までは、非常に良い形でとんとん。11番で右のラフに入って、右奥にはずして、それはそんなに難しいアプローチではなかったんですが普通にやっちゃったボギーという感じでこういうのもありだなと思ったんです。このコースは、毎ホール、毎ホール頭が痛くなるような感じなんで、もうひとつ伸ばして、というより、ひとつのボギーでいらいらしないようにしようということを考えていました。
 13番では、フェアウェーから打って、グリーンをはずしたんですが、うまく寄せワンでは取りました。でも、アイアンの距離感だとか風の読みだとか、不安になってきて、これは残り4、5ホールちょっと苦しいな、と思いましたね。
 15番で狭いフェアウェーのど真中に打っといて、ピンにはずしてしまうとかね…。 ちょっとそのあたりから、アイアンの不安が出てきましたね。
 16番のショートホールにしても、左からフォローと思って6番アイアンで打ったらアゲンストだったり…良いショットをしたにもかかわらず、そういう風の読みがあっていない。
 もっともっと考えて、打たないといけない。
 15番に関していえば、絶対に手前と思ったら、絶対に手前に打たなきゃいけなかったんだ、とか、そういう点が反省点ですね。
 11番ボギーにして、次の12番で1.5メートルでやっと、という感じのパーパットでしたし、13番も、1.5メートルを入れてやっとパー。非常に苦しかったんですが、1つ、2つのボギーでむかついちゃうのはヤバイなというのは考えてやりました。
 そういう点でいえば、11、15、16番での3つのボギーというのは、残念ですね。
 きょうはまったく数字に関しては、頭に描いてなかったんですね。
 こういう、やっと取ったという状況で、バーディ取れても、あまりバーディを取ったという気持ちになれていないんですね。
 後半は、パーさえ息切れしながら取ったような調子ですから、けっきょく3つバーディは取れているんですけれども、そういう数字ってあんまり考えてもしょうがないという気持ちがあるんで…。10番まではアイアンはかなり良い感じで打てていたので、後半は、ちょっと調子こいて、突っ込んでしまったかな、というのはあります。 きのうほど、本気で“逃げ”れなかった。このコースは、逃げなくてはならないホールがたくさんありますが、きょうは徹しきれなかったです。
 明日からは、とにかく、いいパーが取りたい。 同組のひとに『お先に』といえるような、余裕のパーが。強いひとは、パーに余裕があります。明日は、そういう、もう少し強く見えるようなパーを取りたいと思います。息切れして必死のパーではなくね」。

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