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ニュージーランドオープン選手権3日目

今年から、日本ゴルフツアー機構(JGTO)とパートナーシップ契約を結んだニュージーランドオープン選手権は、1日土曜日に当地のザヒルズゴルフコースで第3ラウンドを行い、決勝ラウンドに進んだ日本の3選手が奮闘中だ。

岩田寛は上り調子のパッティングがこの日は生かせない。「今日はラインの読み違いも多くて難しかった」と、伸び悩み通算5アンダーの21位タイで最終日を迎える。
たくさんの在留邦人の皆さんの声援は「とても心強い」と、励みに「期待に応えられるように、明日はひとつでも順位を上げたい」と恩返しのチャージを誓った。

通算1アンダーの46位タイにつけるのは、川根隆史。ドライバーの調子が良いだけに、なおさら悔しさが募る。微妙な風の対応に苦しみ、「セカンドショットがショートしたりオーバーしたり」。スコアに結びつけることができなかった。「全体的に調子は悪くない。明日はリーダーボードに名前を載せられるように頑張る」。

佐藤和夫は先輩プロのアシストを受けて臨んだ3日目だった。この日、きゅうきょバッグを担いでくれたのは、清水一浩。日本から連れてきた専属キャディが体調不良でダウン。ハウスキャディの手続きに追われていた佐藤に声をかけてくれたのが清水だった。
自身は大会で予選落ちをしたにもかかわらず、快く代打を引き受けてくれたのだ。
それだけに、「今日は5番ホールの大叩き(9)が悔やまれます」。先輩経の感謝のプレーをするはずが、裏目に出て通算8オーバーは、最下位まで順位を落として肩も落とした。

「申し訳ない気持ちで一杯」。最終日も引き続き、清水がキャディをつとめてくれるだけに、「ひとつでも順位を上げたい」と、気を取り直して巻き返しをはかる。

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