記事

日本オープンゴルフ選手権競技 2011

これがプロ初ツアー、秋吉翔太が踏ん張った

このゴルファー日本一決定戦が、2008年のプロ入り後の初ツアーという21歳が2日目も耐えた。ゲームの流れは、この日も前日初日と似たようなもの。

前半は2番から3つのボギーが先行したが「昨日と同じく、ただ一生懸命頑張ろう、と」。

ラフが深く、フェアウェイが狭い難コースは最初の鍵を握るティショットが「すごく悪くて」。それでも、607ヤードのパー5は、右の林に打ち込んでもちょうど前が開けていたり・・・・・・。
「ゴルフの神様がガンバレ、と言ってくれている気がして」。
それをひとつの励みにバッグを担ぐ、消防士の父・卓さんと「赤字で上がろう」と、トータルでのアンダーパーを目指して、我慢をした甲斐はあった。

通算1アンダーは、7位タイと踏ん張った。
2位タイにつけた大会初日。友人知人から、「テレビで見たよ」と大きな反響もあり「気持ち良かった」と注目されることの快感も味わっただけに、その点でも胸をなで下ろす。

「あれだけ出て今日ガクっと落ちたなんて嫌なので。よく頑張りました」と、自画自賛の2日間を終えて、いよいよ迎える週末こそ、本当の戦いが始まる。
「良い位置なんで、優勝したい気持ちはあるけどあと2日もある。上手い選手も一杯いるので、僕は謙虚に、落ち着いていければ」と、欲張らない。

関連記事