記事

サン・クロレラ クラシック 2010

中国のW・リャンは通算8アンダーで36ホールを終えて「ラッキーでした」(2R)

中国の英雄が家族の声援を受けて、1日36ホールを回りきった。この日2日目は、初日にスタートすら出来なかった第1ラウンドで、まず69をマークすると、引き続きスタートした第2ラウンドで5アンダーをマーク。
「今日は最初の18ホールで凄く良いスタートが切れて。そのままの流れを切らさずに、回ることが出来ました」。

通算8アンダーの暫定2位タイは、日没もずいぶん前にホールアウトも出来て「明日、朝早く来なくていいのは本当にラッキーです」と、微笑んだ。

長丁場を闘い抜く体力と集中力は、長い紐を使ったストレッチを朝とホールアウト後に欠かさないこと。
常にしなやかで柔らかな筋肉を保つことがその秘訣という。

また、今週は家族が初めて観戦に来てくれた。妻のミッフィーさんと、長男のリオ君の存在が、疲れた体を癒してくれる。毎晩、家族揃ってジンギスカンなど、郷土料理に舌鼓を打つことが、何よりのリフレッシュだ。

今週は、嬉しい知らせもあった。
今年のメジャー最終戦・全米プロから招待状が、届いたのだ。
2008年のマスターズと全米プロ。そして昨年の全英オープンに次ぐメジャー切符は今年、全英オープンの日本予選にあたるミズノオープンよみうりクラシックで4位タイにつけながら、カウントバックで権利を逃した悔しさを、払拭するのに十分だ。

欧州ツアーを主戦場にする今年は、これが国内3戦目だが前の2戦ともトップ5を外しておらず、再びV争いに加わって、気持ちも高まる。
2008年にはアジアンツアーの賞金王に輝いた実力者も、日本ツアーはまだ未勝利。
「そろそろ、勝ちたいですね」。
家族の目前で掴む栄冠はきっと格別だ。

関連記事