45歳を迎えた今季は残念ながら、勝ち星が途絶えてしまったが、根っからの勝負師が、子どもたちに向ける優しい視線は変わらない。谷口徹が今年も、出身の奈良県の児童養護施設と、母子生活支援施設に図書カードを贈る。
100万円相当の寄贈は、２０１４年の元日に“お年玉”として子どもたちに配られることになった。

長女菜々子ちゃんは８歳。３歳になる桃子ちゃんは、いたずら盛りでときどき手を焼くお父さんだが子どもの成長こそが、今なお第一線で活躍する大きな原動力には違いない。

それだからこそ、世間では「家族と一緒に住むことのできない子どもたちも沢山いる」と知れば知るほど「僕にできることは小さいけれど、ゴルフで受けた恩恵を今年も地元の子どもたちと分かち合えることに感謝しています」。
来春にはまた県内の施設に足を伸ばして子どもたちと触れ合いの時間を持つことをベテランは何よりの楽しみに、来季にむけてつかの間のオフに英気を養う。

• 谷口 徹