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そのほか、今シーズン世界で活躍するジャパンゴルフツアープレーヤーたち

“ルーキー”だった昨シーズン。
苦しみながらもぎとった、米ツアーのシード権。
10月のウォルトディズニークラシックでの4位が、決定打となった。
Qスクールからの挑戦で31試合に出場し、賞金ランク92位。
飛距離が落ちることを懸念して、なかなか実現しなかったスイング改造も、転戦中に自らヒントを見出し、念願のストレートボールを習得。
米ツアーには、飛距離と方向性の安定度を示す『トータルドライビング』という部門別ランキングがあるが、田中秀道は6位だった。
苦労して築き上げたその成果を、みごとに“形”にしてみせた1年だったのだ。

参戦2年目の今シーズンは、米ロサンゼルス郊外のニューポートに、新居を購入。どっしりと腰を落ち着け、今度はツアー制覇にむけての、本格的な戦いが始まる。
「昨年、シード権を取ったことについては、100点満点。でも、その内容には、60点。今年は、常に上位争いをするつもりで、頑張りたい」
兄貴分の丸山とともに、今年は田中が、ホットなニュースを日本に届けてくれそうだ。

そのほか、今年、米ツアーに挑戦する日本人プレーヤーは、昨年の最終予選会で出場権を獲得した貞方章男(23歳)や、久保谷健一がいる。
もっとも、久保谷は予選会順位から、コンスタントな出場とはいかず、場合によっては、“現地待機”で出番を待つことになりそうだが、先輩の丸山には「一緒に頑張っていこう」と、ハッパをかけられている。
昨年、日本ツアーで2週連続優勝をなしとげた久保谷には、激動の2003年シーズンとなりそうだ。

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