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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2013

河野祐輝は「だいぶ、近づいてきている」

今朝は早々にライバルが首位に立ち、平静さを保つのが大変だった。前半のアウトコースで4つのバーディで、一時リーダーボードの一番上にいた片岡大育(だいすけ)は、香川西高校ゴルフ部同期。
無二の親友は河野が一方的に、「あいつには絶対に負けたくない」と、対抗心を燃やす選手の一人でもある。

しかしまだ大会は始まったばかりで、入れ込むのは早すぎる。「大育は、初日が良い選手ということも、分かっていたし、落ち着こうと思った」と、ひとまず頭を冷やした。

折り返して後半の11番で、片岡がOBダボを打って、沈んだ。同じころ、河野は「僕も、2番でやばかった」とあわやOBも、こちらは運良くまぬかれでボギーにとどめて、上がりの3ホールは怒濤の3連続バーディで締めた。

最後の9番は「センター狙いの2打目をひっかけたのが、ピン方向に」。結果オーライの手前2㍍もしっかりとモノにして、5アンダーは3位タイ。

昨年のチャレンジトーナメントの賞金ランク1位は今季、早々に初シード入りに目処をつけると、一気に気持ちも前向きに。「ミスしてイライラしても、それを抑えられるようになった」と、特に精神面の成長も著しく、練習日は積極的に片山晋呉や小田孔明ら、トッププレーヤーと回る機会を増やして飛躍を狙う。

目下目標は、今年の優勝者と賞金ランク上位の選手しか出られないツアー最終戦。「ゴルフ日本シリーズJTカップ」も「自分の中ではだいぶ、近づいてきている」と、もう少し手を伸ばせば、届きそうな勢いだ。

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