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エンジョイ・ジャカルタ インドネシアオープン<ジャパンゴルフツアーメンバーの3日目の成績>

藤田寛之
エンジョイ・ジャカルタ インドネシアオープンは大会3日目を終了した時点で、JGTOのツアーメンバーで上位につけているのが、小山内護の他、D・オー、D・スメイル、藤田寛之、白佳和、山下和宏などの面々。

今日の藤田は、3バーディー、3ボギーのイーブンとして、7位タイから9位タイに順位を下げた。
「今日も課題のショットが問題だった」と、悔しそうな表情。
しかし、最終の18番ホール(パー4)では、2打目を9番アイアンでピン横20cmにつけて、バーディーを奪い、ギャラリーを沸かせた。
「あれがいつもできたら100点満点」とコメント。
「ショットに関しては、いつも100点とまではいかなくても、60点、70点くらいまでに仕上げて行きたい。今日は15点です」とまだまだ納得していない様子。
「この試合は、自分にとって2012年の開幕戦。トップと差があるので、明日は優勝よりも課題のショットを少しでも克服して、良いゴルフをしたい」と明日を見据えて語った。

2日目を終えて3位タイだった白佳和は、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの2オーバーでホールアウト。順位を藤田と同じく9位タイへと下げた。
「気温が高いから体が動き過ぎているのかな。今日は空回りです」とコメント。
今日は我慢のゴルフが続いた1日だったが、昨年から課題としているティーショットが順調に良くなってきていると、表情も明るい。
「明日の最終日は上位に入りたい気持ちもあるが、今の自分の課題を考えて、日本の開幕戦に向けて1つでも収穫を得て帰りたい」と気を引き締めていた。

そして、今日、3バーディー、2ボギーの1アンダーでホールアウトした山下和宏は、15位タイから12位タイへと順位を上げた。
「今日は我慢のゴルフ。パターが安定していたお陰で何度も助けられた」と、前半はノーボギーでまわった山下。
しかし、13番ホール、14番ホールと連続ボギーとしてしまったが、「パットの調子が良かったから引きずる事はなかった。後半、もう1つスコアを伸ばしたかった」と、悔しい表情。
「このコースはちょっとしたミスが大きなミスに繋がるし、いい形でバーディーやパーをとったら波に乗れるし、気が抜けない」と、苦笑い。
「明日の最終日は少しでも上を目指したい。自分のできる事を頑張るだけです」と、笑顔でコメントした。
今日、ジャカルタ市内に住んでいる中学生時代の友人が応援に来てくれたという。
「中学校を卒業してから会っていないので、23年ぶりの再会は嬉しかったです」と、少し照れた表情の山下。
懐かしい友人の声援を背に、明日の最終日の山下の巻き返しを期待したい。

ジャパンゴルフツアーメンバー 3日目の上位の成績

−6 <3位> D・オー
−5 <4位タイ> D・スメイル
−4 <6位タイ> 小山内 護
−3 <9位タイ> 藤田 寛之
−3 <9位タイ> 白 佳和
−2 <12位タイ> J・チョイ
−2 <12位タイ> 山下 和宏
−2 <12位タイ> 梁 津萬(リャン・ウェンチョン)
−1 <19位タイ> P・ミーサワット
−1 <19位タイ> 冨山 聡

最終日の組み合わせはこちらから。

最終日の速報はこちらから。
  • 白佳和
  • 山下和宏

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