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PGA・JGTOチャレンジⅠ 2006

小野、チャレンジ2連勝…ならず

2大会連続優勝を逃した小野貴樹
小野貴樹の優勝はスラリと逃げてしまった。
1番バーディスタートで早くもトップに並ぶと、3番から3連続バーディで単独首位に躍り出る。その後もバーディをとり、一時は12アンダーまでスコアを伸ばし、2位の中村に2打差をつけていた。このまま優勝という勢いだったが、思わぬ落とし穴が待っていた。
13番のティショットがフォローの風にも乗ったのか、右に突き抜けて、OB。このホールをダブルボギーとして、中村と並んでしまう。
さらに15番のティショット。またもや右にOB。自分では「何が悪かったのか、わからない」という1打だった。仕方なくティショットを打ち直して、次の4打目。これもいいショットでピンの根元についたのだが、バックスピンとグリーンの傾斜で20ヤードくらい戻ってしまう。ここからのパターをショートして、やや集中力をなくしてしまい、次のパットもはずし、トリプルボギー。万事休した。

「仕方ない。ゴルフの怖さを知りました」
2試合連続優勝を目の前にしていたのに、「何かが足りなかった」と肩を落とした。しかし、ゴルフ自体の調子は悪くないので、「またやり直して、来週がんばります」と気持ちを来週に切り替えていた。

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