記事
Updated
武藤俊憲 『相当頭を使ってプレーしました』 <全英オープン2日目>

「だって1番ホールなんか、ティーショットでかなりダフってましたもん。無理矢理振り抜いて持っていった感じ。」
昨日の全英オープン初日、3アンダーでまわってきた。6位タイだった。
「 “全英オープン”、“6位”が、完璧にプレーの邪魔をしていましたね。もう地に足がついていないというか・・・・。浮き足立っちゃってますよね。」
2番を終わったところでキャディの小田さんと会話を交わした。
「『いつものプレーをしなきゃダメだよね』って話をして、そこから自分のペースに戻りました。上手く切り替えが出来ました。」
しかし今日のピンの位置は、武藤をはじめとした多くの選手を苦しめた。
「かなりシビアなところに切ってありましたから。相当頭を使ってプレーしましたよ。」
グリーンの傾斜、山のてっぺん、山を越えたところ・・・。至るところにピンが切られ、まるで力量を試されているかのようだった。
さらに、今日の武藤のゴルフの内容は、昨日ほどの良いものではなかった。
「ゴルフの内容が悪かっただけに、それをいかにスコアに結び付けないかを考えながらゴルフが出来た。アンダーで上がれたことも入れれば、今日は80点ですね。」
調子が良くないなりにスコアをまとめることが出来た部分では、及第点を与えた。
今回、3度目の全英オープンで、初めて予選通過を果たした武藤。
「明日以降は、“武藤、がんばってるな”ってみんなに思ってもらえるようなゴルフがしたいですね。」
そしてこう続けた。
「興奮するのは、最終日に18ホールのグリーンにあがってくる時まで取っておきたいんです。こんなに大きな舞台で、すごい大歓声の中をあがってくるのは、やっぱりプロ冥利に尽きますもんね。」
最終日、最終ホールの青写真は、すでに描けている。















