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武藤俊憲 『コンディションは上向き』 <全英オープン火曜日>

本当は、現地時間の15日(日曜日)の夜にはホテルに到着するはずだった。

日本を出発して、乗り継ぎの空港で、待てど暮らせどマンチェスター行きの飛行機に乗せてくれない。「乗り継いだ空港が、23時を過ぎると飛行禁止の空港で、結局、飛行機が飛ばなくて・・・。“ホテルに泊まってください”と言われて・・・。」 飛行機の機材トラブルだった。
翌日の昼前に、ようやく宿泊するホテルにたどり着き、荷物を置くだけ置いてコースに飛んできて、そのまま18ホールをラウンドした。

そんなドタバタもあって、今日は9ホールをラウンドするに留めた。
「昨日、しっかり睡眠を取れたので大丈夫。今日のハーフで体も軽くなってきたし、コンディションは上向きです。」

全英オープンは、実に5年ぶり3度目の挑戦となる。
6月の『〜全英への道〜ミズノオープン』の最終日に5連続バーディを含む63ストロークと大爆発。今年の全英オープンへの切符をもぎ取った。
全英オープン初挑戦は2006年。さらに翌年も出場を果たしたが、「悔しさを感じる前に終わったのが1回目。何か出来ると思っても、2日で帰らされたのが2回目。」と悔しさを滲ます。

「昨日と今日で、ある程度スウィングの感覚が掴めたし、コースの感じもわかった。あとはグリーン上だけ。」と上々の仕上がり。
「でもやっぱり、コースは厳しいですね。一番気を付けることはバンカー。まずはティーショットで入れないこと。セカンドショットがきちんと打てるところに置くことですね。」
武藤曰く、このコースのバンカーは、「砂というよりは土に近い」と表現する。
「入れてしまうと本当に難しいので、まずはバンカーに入れないことですね。」

3度目の正直となるか。
2度の悔しさを、今回こそ晴らしたい。

  • 今週もキャディの小田さんと二人三脚

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