記事

TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood 2011

津曲泰弦(つまがりたいげん)は「優勝はまだ早いってこと」

リーダーに2打差以上は離させない。ドンファンと、最後まで好戦を演じた。自慢の飛距離を武器に最終日こそ、「攻めるゴルフは出来たと思う」。14番でいよいよ追いついた。

「でも、17番で楽にさせてしまった」と、悔しがる。
193ヤードのパー3は、グリーン右側を走るカート道にキックした方向が悪かった。隣の18番ホールのラフまで跳ねたボールを、17番のグリーンに戻すには、目の前の植え込みが邪魔だった。

思い切って高く上げたアプローチはどうにかグリーンを捕らえたものの、傾斜を使ってピンからさらに離れていった。

さすがに13メートルはあろうかという長いパーパットを決めることは出来なかった。再び1打差をつけられて迎えた最終18番パー5は、もちろん「イーグル狙い」。しかしグリーンの奧にわずかにこぼれたパットをバーディにするので精一杯だった。対してグリーン右のラフからうまく寄せたドンファンを、捕らえることはかなわなかった。

2年ぶりのシード復帰に意欲を燃やす今季は、ここで是が非でも念願の初Vが欲しかった。

先週は、ひとつ上の飛ばし屋、諸藤将次の優勝を闘志に変えて果敢に攻めたが「今回は、まだ優勝は早いってこと。でもこの位置で優勝争いをしたことは、自信になります」と、諦めずに何度でも、優勝に向かって豪打を放つ。

関連記事