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VanaH杯KBCオーガスタ 2009

大桑暢之は、シニアの室田に引っ張られ…

首位の原口と同期の大桑も好スタートを切った。同組の室田淳に引っ張られた。「ついて行こうと思ってやったら良いゴルフが出来た」と、4番から4連続バーディ。

5番から、やはり4連続を奪った室田とバーディ合戦を繰り広げ、室田とは1打ビハインドの5アンダーは7位タイスタートに、改めて尊敬のまなざしを送る。

この日3位タイにつけた室田は「特に調子が良い、というわけではないと思う」と、大桑は“分析”する。

「普通に回って、あのスコアなんです。簡単にゴルフをしている印象がある」と、54歳のベテランに舌を巻きつつ、「室田さんのおかげで僕も良いゴルフが出来た」と感謝した。

難解な高麗グリーンは、「どうせ入らんと、思って打っているのがいい」。
67の好スコアにも、「明日は雨の予報で77を打つから。今日はその預金です」と笑いつつ、ここ芥屋ゴルフ倶楽部との相性は悪くない。

今季はファイナルQTランク23位の資格で参戦。関西の名門・近畿大学出身の34歳は、コーチの堀尾研仁さんとの二人三脚で初シード入りを目指しているが、「結果を考えながらやるとろくなことはない。いまは、練習で80%出来ていることが、コースに出たら50%も出来ない状態。その差を埋めることを一番に考えてプレーします」と、気負わない。

大桑伸之(おおくわのぶゆき)
1975年2月7日生まれ。和歌山県出身。14歳からゴルフを始める。ゴルフの名門、近畿大学に進み、1997年にプロ転向。
2つ下の宮里聖志は、大学から大阪桐蔭高を通じての後輩にあたる。
今季は、ファイナルQTランク23位の資格でツアーに参戦。シーズン途中に2度、組み替えられるリラキング順位は現在も変わらず23位につける。
趣味はガーデニングと料理。

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