3年前にこの静ヒルズカントリークラブで行われたＧＤＯチャレンジカップで優勝した上田だが、今回はその再現はならなかった。

前半ショットが曲がっていた上田成人だが、10番ホールの第2打を1メートルにピタッとつけて立ち直った。「引っかかっていたので、ちょっと修正した」結果だった。ここでバーディを獲り、スタート時点の4アンダーに戻す。さらに14番でバーディを奪って、5アンダーとし首位に並んだ。

だが、そこからピンチが続く。２ホール続けてグリーンを外し、何とか１パットでパーを拾う。特に16番の第2打はボールのライが悪く、バンカーに入れてしまうが、1パットで凌いだ。

流れが上田に傾きつつあるかに思えた矢先だった。17番のティショット。「右からの風を気にしすぎて」、右の池へ入れてしまった。痛恨のボギー。4アンダーにスコアを落としてしまう。

最後の18番ホール。5アンダーで外国勢が並んでいると聞き、最終組から日本選手が1人でもプレーオフに加わらないと、思って攻めたが、バーディパットは無情にも入らなかった。結局1打届かず、4位タイに終わった。

「よくなかったな」と力尽きた感じだった。それでも家族の顔を見ると、笑顔に戻った。また次のチャンスがあるに違いない。

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