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コカ・コーラ東海クラシック 2005

ベストアマチュア賞は韓国の金庚泰(キムキョンテ)

チャンピオンのかわたらで、19歳がはにかむ。「いずれは、ヤンさんと同じ優勝カップが欲しいですね」。
通算8アンダー、11位タイでベストアマチュア賞を獲得してのぞんだ表彰式。
記念のカップを手にY・E・ヤンと記念撮影におさまりながら、そんな夢をもらした。

母国では、名の知れた逸材だ。
ソウルの延世(よんせい)大学1年生はナショナルチームのメンバーで、韓国のプロトーナメントでは5位内4回、そのうち最高3位に入った経験がある。
今年の日本アマチャンピオンでもある。

日本ツアーはこれが初出場だが、ヤンも「一緒に回ったことはなかったけれど、良い選手がいると聞いていた」。その存在は、風の噂で知っていたという。

ここ三好でも、アマチュアとは思えない堂々としたプレーぶりで予選を通過すると、じわじわと順位を上げた。
2日目4位につけて会場中の注目を集めていた伊藤涼太をあっさりと抜いて、アマN0.1の座をさらった。

目標は、米ツアーで活躍する同郷のK・J・チョイ。
「それまでに、韓国や日本でたくさん経験を積んで、うまくなりたいです」。
次週の日本オープンと、その次のブリヂストンオープンにもエントリーしている。

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