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三井住友VISA太平洋マスターズ 2008

ディフェンディングチャンピオンは陽気なオージー

今年の三井住友VISA太平洋マスターズは賞金総額2億円。優勝賞金4000万円のビッグマネーをかけて、今年も静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで幕を開ける。

今年はマスターズチャンピオンのトレバー・イメルマン(南アフリカ)が参戦。日本人3人目となる米ツアーチャンピオンの今田竜二も出場する。

強豪の“来日”もディフェンディングチャンピオンは堂々と受けて立つ。
その自信をつけたのが、昨年の今大会。
豪州のブレンダン・ジョーンズは、賞金王の谷口徹を倒したばかりか同郷の世界ランカーをも従えて頂点に立った。
3位に世界ランク6位(当時)のアダム・スコット、そして4位には全米オープンチャンピオンのジェフ・オギルビー。
特に、オギルビーはアマチュア時代にしのぎを削ったライバル。
「でも当時はいつも僕が2位だった」という相手を下しての優勝に、格別な思いを噛みしめたものだ。

今年も絶好調での御殿場入りだ。
現在、賞金ランク6位は、昨年のこの大会ではベストアマチュアとして表彰式で席を並べた石川遼(ランク7位)も、虎視眈々と逆転を狙っているという。

海外からやってきた選手がよく“アウェイ”での優勝争いに神経質になる中で、「自分の国の選手を応援するのは当然の心理」と割り切り、むしろいつも笑顔とユーモアでファンに対応し、185センチの長身を生かして派手なパフォーマンスでゲームを盛り上げギャラリーを引き込んでいく。

だから、この陽気なオージーを応援する人は、思いのほか多い。
昨年は、最終18番でエッジから15メートル以上はある長い長いイーグルトライをねじ込んだ。
強烈な一撃にがぜんファンになった方も多いだろう。

今年も昨年覇者の活躍に、ぜひ大きなご声援を!!

三井住友VISA太平洋マスターズは13日(木)に開幕です。

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