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JCBクラシック仙台 1999

「アウトだけのトーナメントなら…」渡辺司

アウト4バーディ、イン2バーディ、3ボギーの68。通算8アンダーで7位タイの渡辺司。
「アウトコースはうまいんだけどな…。2日間でアウトは9アンダー、インは1オーバーなんだ。なんか、同じ人には思えないよね。
アウトだけのトーナメントならよかったんだけどね。
どうしてもインは出だしの10番(193ヤードのショートホール)でよろけるんだよね(初日ダブルボギー、2日目ボギー)。
それが後々まで影響してひきずっちゃう。
インコースをどうにかしなくちゃね。自分がうまくできない箇所がある程度わかったので、明日からは特にインコースを丁寧にプレーしてスコアにつなげたいです」

★ 10番、193ヤードのショートホール
軽い打ち下ろしで、ティグラウンドとグリーンまでの間が谷になっており、グリーンまわりには深いバンカーが待ちうける。さらに、グリーンの向こう側は若干、下っていて、ピン位置によっては、非常に狙いにくいホール。2日間トータルの難易度は2位で平均ストロークは3.248。
ショートホールは、ミスしても比較的、獲り返しにくい。その上、難易度が高いとなるとなおさらだろう。ショートホールが、9ホールの最初にくるのは、選手らにとっても意外に、やりずらいものなのらしい。
今大会は、初日、2日目がアウト・インの2ウェイスタート。2日目、インスタートだった藤田寛之(2日目終了時点3位タイ)は、「ショートホールがスターティングホール、というのは非常に非常にやりにくいですね。とくにあのホールは難しいホールですから」と言っていた。
ちなみに、藤田は、このホールで初日(アウトスタート)にエースを達成している。

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