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JGTOチームが2年ぶりのタイトル奪還!

5人の力を合わせてつかんだ今季最強ツアーの栄冠。18番で優勝が決まった瞬間、JGTOチームは全員で賞金王を担ぎ上げて2年ぶりのタイトルを喜んだ。
確かに、女王との初の直接対決には燃えた。「桃子ちゃんには優しくしよう・・・と思っていたけれど。いざボールを見た瞬間、ムキになってしまった自分に驚いている」と、苦笑したのは賞金王の谷口徹だった。

近藤智弘はFinalステージで、なぜかライバル心をむき出してくる尾崎健夫をぎゃふんと言わせた。4打差の3アンダーで勝ち点3をゲットして、しょげかえるジェットに向かってこぶしを突き上げガッツポーズ。

谷原秀人はこの日の3rdステージで、いきなりイーグルの専制パンチで得意満面。オルタネート方式のダブルス戦は、1番パー4で深堀圭一郎から受けついだ71ヤードの第2打を、サンドウェッジで直接入れて、シニアと女子の度肝を抜いた。

片山晋呉もやはり3rdステージで夢の競演。つい先週まで賞金レースで争っていたライバルとペアを組み、息の合ったプレーを見せた。
ひとつのボールを交互に打つダブルス戦は、片山が打って谷口が乗せる。谷口が寄せて片山が入れる・・・。絶妙のコンビネーション。

「“谷口晋呉”は相当強かった。もしこの2人が一緒になったら、来年の賞金王は、楽勝で取れる・・・。それくらいに安定していた」と片山が相棒を褒めちぎれば谷口も、「ミスしてもシンゴが絶対にリカバリーしてくれる。本当に心強いパートナーでした」と絶大の信頼感で、シニアの尾崎健夫&髙橋勝成と、女王の上田桃子と全美貞から勝ち点3をもぎ取った。

男子のJGTOがトータル26ポイントで、2年ぶり2度目の栄冠に輝いた。
この日最終日は男らしく、黒のウェアで揃えた5人の精鋭たち。
「絶対に勝つ」と、気持ちをひとつにしたのは単に栄誉のためだけではない。

日立グループの特別協賛を受けて、今年3回目を迎えた女子VSシニアVS男子の対抗戦「Hitachi 3Tours Championship 2007」。
今大会の一番の目的は「For Child Charity」だ。

3年連続3度目の出場を果たした谷口は、回を重ねるごとに自分の中で、その意識がより強くなっていくのを感じている。
「この大会に出場するようになって、恵まれない子供たちのことを思う時間が増えた」という。

優勝チームのJGTO会長の島田幸作も、2位のPGA松井功会長も、3位のLPGA樋口久子会長も表彰式で繰り返し言ったように、健康にゴルフができることに感謝しながら、いかにその気持ちを社会に還元していくか。ゴルフを通じて自分たちがいま出来ることは何か。
それは、年齢も性別も超えた“頂点”を目指しつつ、出場全15選手が考え続けたことでもあった。

「たくさんチャリティするためにも、ここで優勝することにこそ意義がある」と言った賞金王には、2年ぶりの栄冠を手にした瞬間から答えが出ていた。
スポンサーのご厚意により、今年の賞金総額は1000万円アップの8000万円。
優勝チームには4000万円。
今年も受け取った賞金を、すべて地元・奈良県に寄付しようと決めている。

(写真上=男子チームの精鋭たち! 左から時計回りに谷原秀人、近藤智弘、谷口徹、片山晋呉、深堀圭一郎)。

初日=DAY1の記事はこちら

  • (左から時計回りに谷原秀人、深堀圭一郎、谷口徹、近藤智弘、片山晋呉)
  • 表彰式で、しみじみと互いの健闘をたたえあった!

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