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アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープン 2006

清水洋一がホールインワン

スタートの10番で、6メートルのバーディチャンスを決めて勢いづいた。続く11番。175ヤードのパー3。5番アイアンで打ったティショットは2段グリーンの手前に落ちて、ラインに乗った。

「僕は目が悪いので・・・(笑)」。
その瞬間は見えなかったが、キャディの歓声で入ったと、確認できた。

プライベートでは3度目、ツアーでは初めてのホールインワンは、吉兆か。

現在、獲得賞金1402万8266円は賞金ランク64位は初シード入りというにはまだ、微妙な位置だ。
今年、確実に出場できるツアーは今大会と残り1試合という状況で、今週は「最低でも100万円以上は稼ぎたい」。
当確、と言われている1500万円を超えるまでは気を抜けない、安心したくない。

昨年、7月のセガサミーカップで自己最高の2位につけた。
シーズン途中に安泰、といわれながらあと一歩で逃した。
上位70人に入るのに、約170万円足りなかった。
「・・・でも昨年は、その分予選落ちも多かったですし」。
今季はまず1試合1試合、確実に予選通過するのを目標にして、安定した成績を残すことを心がけてきた。

その成果が、まもなく出ようとしている。

27歳で会社をやめて、一念発起した脱サラプロ。
41歳の遅咲きは、1歳と9ヶ月の一児の父でもある。
ちかごろ、木の枝と松ぼっくりでスイングの真似事をするようになった長男・太陽くんが可愛くて仕方ない。

自宅を出る前はいつも「この子のためにも、少しでも稼いで帰らないと、と思うんですよ」。
その思いを今年こそ、結実させたい。

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