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冨山聡グッドパフォーマンス賞受賞

グッドパフォーマンス賞は、出場した全試合で予選通過を果たした選手に贈られる。受賞した冨山聡(とみやまさとし)はまだシード権こそないが、今年チャレンジトーナメントの全12試合で予選を通過したばかりか、8月の「猿島 JGTOチャレンジ II」で初優勝。

また、この勝利で権利を得た「KBCオーガスタ」ほか3試合のレギュラーツアーでもすべて決勝進出を実現させた。

チャレンジトーナメントの賞金ランクは2位につけ、来季前半戦の出場権も手に入れた。
昨年末には出場優先順位を決めるファイナルクォリファイングトーナメント(QT)でまさかの予選落ちを喫して涙をのんだ男が、今年はシーズン最後に満面の笑顔でスポットライトを浴びた。

全試合予選通過の健闘をたたえ、12月3日の「2007年度ジャパンゴルフツアー表彰式」で、社団法人 日本ゴルフツアー機構会長の島田幸作より記念のトロフィと、腕時計が贈られた。

練習場を経営していた叔父の影響で、本格的にクラブを握ったのは15歳のときだ。
「サラリーマンにはなりたくない」と伊奈高校(茨城)時代にプロ入りを決意するが、「それでも大学には行っておきたい」と、千葉県の中央学院大に進んだ。

4年時の関東学生ゴルフ選手権で連覇を達成。また同年の文部大臣杯・全日本学生王座決定戦を制し、2001年に満を持して念願のプロデビューを果たした。

出場権のない時代は、積極的にアジアンツアーや韓国ツアーに目を向けて、レベルアップをはかってきた。
普段は地元・筑波カントリークラブに拠点を置いて、近隣の筑波大で本格的なトレーニング指導を受けるなど、たゆまぬ努力の成果がついに花開きつつある。

選手仲間やスタッフからの愛称は、苗字の一字を取って「トミー」。
日本が誇る、あの偉大なプレーヤーと同じニックネームを持つ29歳が、いよいよ表舞台に立つときがやってきた。

冨山 聡 (とみやまさとし)
1978年4月9日生まれ、茨城県出身。身長177センチ、体重69キロ。
15歳からゴルフを始め、千葉の中央学院大4年時に関東学生ゴルフ選手権で連覇、文部大臣杯争奪全日本学生王座決定戦で優勝をあげ、2001年にデビュー。
今年は全試合で予選通過を果たしたばかりか、1勝をあげたチャレンジトーナメントで賞金ランク2位につけ来季前半戦の出場権を獲得。
2008年は、ぜひ念願の初シード入りを果たしてあの中嶋常幸と同じ「トミー」の愛称を、ツアーにとどろかせる・・・!

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