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宮本勝昌から寄贈の宮古市立津軽石小学校でスナッグゴルフ実技講習会を開催(5月28日)

岩手県の宮古市立津軽石小学校で、スナッグゴルフ実技講習会が行われ、3年生と4年生の元気な児童たち72人が、初夏の爽やかな校庭で後藤美希子プロの指導を受け、初めて体験するスナッグゴルフを楽しんだ。

岩手県宮古市では、日本ゴルフツアー機構からの寄贈によるスナッグゴルフの導入が2012年から始まり、昨年までに8校が導入。そのうちの宮古市立崎山小学校に昨年6月、ジャパンゴルフツアー選手会のゴルフ伝道師として宮本勝昌が訪問し、その直後の岩手県オープンで宮本は4年ぶりの優勝を果たし、宮古市で9校目となる津軽石小学校にスナッグゴルフ用具を寄贈した。その後も宮本は好調を維持して9月のANAオープン、そして12月のゴルフ日本シリーズJTカップでの優勝と有終の美を飾っている。

このゴルフ伝道の活動は、宮本勝昌が選手会長だった2009年に自身が掲げた活動方針の一つで、その活動が現在も継続されており、今年はI・J・ジャンが福島県の天栄村立湯本小学校を訪問した翌週に、中日クラウンズで3年ぶりのツアー優勝を果たすなど、小学校を訪問したプロ自身にも良い効果が表れている。

実技講習会ではパット、チップショット、ピッチショット、フルショットなどの基本指導の締めくくりに、宮本勝昌から提供された直筆サイン入りキャップの争奪を目指し、4年生のひなちゃんが熾烈なジャンケンを制して代表児童に選抜され、後藤美希子プロと対戦した。
小柄な体から放った1打目は、見事なスイングでフィニッシュも恰好良く決め、続く2打目でグリーンに乗せ、グリーン上では強い風に苦労しながらも全児童からの大声援に後押しされて5打でくっつけ、風に苦労した後藤プロも4打とし、2打のオマケを活用してひなちゃんが優勝し、直筆サイン入りキャップをゲットしてはにかんで喜んだ。

参加した児童たちは、「スナッグゴルフは勉強になったし楽しかった。」、「ゴルフは難しいと思っていたけど打つことができた。」という感想が発表され、最後に直筆サイン入りキャップをゲットしたひなちゃんから、「ジャンケンで勝ったときはプロが強いのでジャンケンで負けたほうがいいと思ったけど、みんなの応援で勝ちたいと思った。負けたらヤバイと思ったけどプロに勝てて嬉しかった。宮本プロには勝ってキャップをもらえたことを伝えたい。」と、津軽石小学校から宮本勝昌にメッセージを送った。

宮古市では昨年5月に「ゴルフで岩手県を元気に!第1回宮古市長杯スナッグゴルフ大会」を開催し、今年は8月22日(土)に第2回大会が計画されているほか、宮本が訪問した宮古市立崎山小学校が昨年は全国大会に出場するなど、益々の盛り上がりを見せている。
また、岩手県では山田町、大槌町、釜石市も導入をしており、東北3県では既に59校がスナッグゴルフを導入して、東北でのゴルフの底辺拡大が着々と進んでいる。

  • 宮本勝昌の直筆サイン入りキャップをゲットして喜ぶ4年生のひなちゃん