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キヤノンオープン 2009

矢野東が「今回はホンモノ」

台風18号で中止となった大会初日を有効に活用した。コーチの内藤雄士さんが主宰する練習場の都内・杉並区のハイランドセンターまで足を伸ばし、スイングを徹底的に洗い直した。

たまたま、昨年7月に収録した自身のレッスン番組を見られたことも良かった。
「当時はもっとコンパクトに振っていたな、と」。
年間2勝をあげて、片山晋呉と最後まで賞金レースを争った昨シーズン。
「あのころの、良かったときのゴルフを思い出すことが出来た」という。

それもかなりの手応えのようで、「今回はホンモノ。見ていてください」と、その表情にも確かな自信がちらつく。

11月に、米ツアーの出場権をかけたQスクールはセカンドステージから挑戦。
昨年は、最終ステージから出場できるチャンスがありながら気持ちが決まらず見送った。
「トレーナーやコーチなど、環境が整わないという理由でやめたけど、本当は心の問題だった。それで後悔したから。あれこれ頭で考えるよりも、まずは身を投じてみようと思った」と、今年は年頭から決めていた目標を目前に控え、「やっぱり、勝って自信をつけて行きたい」。
第1ラウンドに引き続き、この日も60台をマークして通算8アンダーは3位タイ浮上して、「自分を信じてやる」と、残り1日に賭ける。

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