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ダンロップフェニックストーナメント 2009

丸山茂樹が7位タイ

高レベルの総合力が試されるといわれるここフェニックスで、この男がやっぱり来た。世界のマルが、最終日に68をマークして7位タイにつけた。

出場9回目を数える今大会は、トップ10を外したのが20位タイだった初出場の93年と、14位タイの95年、そして予選落ちをした96年の3回だけ。
97年に6位タイ、98年には4位タイ、99年は3位、07年には10位タイ。そして昨年が3位タイと、「自分でも得意だと思っている」と、胸を張るコースでここ数年間の悩みの種だった「ドライバーイップス」も、「不安がほとんど消えている」と、回復の兆しを見せている。

「あとは良いパットがもう少し入ってくれれば」というほどで、目下目標にしている最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場権にも、もうひと越えだ。

今週のトップ10入りで、国内の賞金ランクは26位に。
権利が与えられる25位内にあと一歩とせまって、気合いが入る。

「やっぱりプロとして、あの大会に出られる位置にはいておきたいと思うから」。
次週のカシオワールドオープンでラストチャンスに賭ける前に、愛息にパワーをもらってくる。

このほど、長男の奨王(しょうおう)くんが3ヶ月ぶりの帰国をする。
しかしわずか1週間の滞在のため、「その中で、高知には行けない」と、あらかじめ言われており、9年間戦ってきたアメリカに家族を残したまま「単身赴任中」の父親は、「一目でも会って元気づけてもらって来ます!」。

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