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ブリヂストンオープン 2009

薗田峻輔くんがベストアマチュア賞を獲得

荒川詔四・大会会長から受け取ったベストアマチュア賞の記念の皿
石川遼が、ホールアウト後に応じたインタビューのさなかにも、気にかけていたのが薗田くんのことだった。
杉並学院高で2つ上の先輩には一足先にプロ転向した今でも一目置いており、今季4勝をあげてなお、「僕なんかより、薗田先輩のほうがずっと上手い」と、石川が尊敬のまなざしを向ける逸材の一人である。

後輩が「薗田さんはどうでした?」と、報道陣に結果を尋ねるなど、自分のことを気遣っていたと伝え聞いた薗田くんは、思わず苦笑を浮かべて「余計なお世話だ!」。

今でも強い信頼感で結ばれた元・チームメイトであり、お互いに良き目標であり、そしてライバルであり……。固い絆が垣間見えた一場面。

アマチュアとしてただ一人決勝ラウンドに進んでいた薗田くんは、その石川と通算7アンダーは20位タイで並んで、みごとベストアマチュア賞を獲得した。

ツアーでの予選通過は昨年8月のサン・クロレラ クラシック以来だった。
1年と2ヶ月ぶりに味わうトーナメントの決勝ラウンドは、「1日1日がすごく充実していた」と満面の笑み。

「やっぱり、ツアーは楽しい。何が楽しいって? もうすべてにおいて!」と、声を弾ませた薗田くんは、現在明治大学の2年生ながら今年初めてツアーの出場権をかけたクォリファイングトーナメントに挑戦。

現在、サードステージまで駒を進めており、さらに年末のファイナルステージを突破すれば、すぐにでもプロ転向するつもりという。
  • 今年のチャンピオンもまた、今大会のベストアマを獲っている。だから薗田くんもいずれは…!?

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